chofchof's blog

神戸在住の社会人四年目。趣味と実益を探し求める日々。

アンコール遺跡の旅

カンボジア シェムリアップ遺跡の旅

 

20148月、お盆休みにカンボジアアンコールワットと周辺の遺跡を巡る旅行に行ってきた。

簡単に覚書き程度に、書き留めておこうと思う。

 

Day1

KIXSGNシェムリアップ

朝、母と二人で関西国際空港へ。

阪急交通社の団体受付でチェックインを済ませ、ベトナム空港でホーチミンへ。

ひたすら世界の歩き方を読んで機内をすごした。

ホーチミン2時間程度のトランジットの後、1時間程度でシェムリアップ着。

気温は日本と同じくらい。

 

ホテルに18時前につき、レストランで夕食。

「クメール・キュイジーヌ」ということで、フレンチっぽいクメール料理。

東南アジア独特のスパイスが効いているが、辛すぎることもなくあっさりとしていて日本人にも合う味付け(日本人が多いから味付け変えてるのかな、という気もちらっとしたが)で大満足!噂のアンコールビールも飲めた。

メインのエビのカレーソースがおいしかった。。。あと青パパイヤのサラダも!

 

夕食後、たっぷり時間があったので、ホテルからのシャトルバスでナイトマーケットへ。

お決まりのごとく売ってる物は他の国とおんなじ。

アンジェリーナ・ジョリーが来店した「レッド・ピアノ」は欧米人密集地帯のパブ・ストリートに。派手なネオンと音楽でごちゃごちゃしてて、日本人観光客が行くところではないよなあ、というのが感想。

 

 

Day2

観光1日目。

まずは早朝ホテルを出て朝日に照らされるアンコールワットを観賞

木々の後ろからアンコールワットのシルエットが浮かび、本当に「息をのむ」という経験をした。

遺跡の規模が思っていたよりずっと大きくて壮大!第三回廊や尖塔もめぐり、最後に壁画を見ましたが、これがとっても面白かった。他の遺跡でも壁画は多く、ヒンドゥー教の世界観や伝承が描かれていた。

次にタ・プロムを見学。

木々に飲み込まれていく様が印象的、トゥームレイダーのロケ地、ということだったが、こちらは少し印象が薄い。

見学時間も残念ながら短めだったような。。。入り組んだ通路で足元注意、迷子注意といった感じ。ガイドさんにつぎつぎ案内されたので、ゆっくり個人で探検した方が楽しかったかな、と思う。

だがこの遺跡も、木の根などの浸食のスピードが速く、姿がどんどん変化してきているのだそう。次回来るのは数年後か、数十年後か、その頃には姿も変わっているんだろうなあ。

 

昼食はカンボジアのめん料理。やさしい味わいでとてもおいしい。

昼ごはんの後はマッサージをうけて休憩。

 

午後からは、マルローの盗品事件?で有名はバンテアイ・スレイへ。

午前に見たものと比べると小さな遺跡だが、特徴なのは赤い素材でつくられていること。

マルローが盗んだもの、フランスが奪ったものは大切に保管され保存状態がいいが、遺跡にそのまま残されたものは、残念ながら現地の人の手によって切り出され、売り払われてしまっているものも多い。こうした事例はどこの遺跡でも多いのだが、バンテアイ・スレイでは最近も像の頭部が何者かによって奪われてしまったとのこと。

肝心の東洋のモナリザ、は双眼鏡のおかげで良く見ることができ、その微笑みはエキゾチックというか多国籍的というか、確かにモナリザ的微笑を浮かべていました。

 

アンコールトムの大きなお堀をゴンドラに乗って涼み、沈む夕日を眺めたり。

 

夕飯はクメール料理のブッフェとアプサラダンスショー。

かなり本格的で豪華な衣装、踊り子さん、特にトップダンサー?は本当に上手で練習がいつも厳しいんだろうなー、と思ったり。

小学生、中学生くらいの男女の、コメディ要素のあるほのぼのとしたダンスもどじょうすくいみたいでかわいらしかった。

全体的に、ごはん食べながら見るなんてもったいないような。

 

Day3

朝一番はアンコールトム!

バイヨンは顔だらけで面白い。どこを見ても四方八方顔顔。。。

ここも迷子になりそうなので注意。せまくこまごましたいたるところに顔。

日本、韓国、中国をはじめたくさんのツアーが来ていて、撮影は大忙し。

像のテラス、ライ王のテラスも見学。暑い

壁画には、カニやワニ?などの生物も彫られていて、少しワットの者と雰囲気が違う。

植樹タイムをへて、フランス人がオーナーのレストランで昼食。クメール料理のコースで、アイスクリームはカレー味だった。

あとは、伝統菓子作りを体験したり、オールドマーケットにいって買い物したり。お菓子などのお土産の多くは外国人が企業している。現地の人に仕事を与え、伝統菓子をおみやげとして使えるハイクオリティなもの、パッケージにして売っているとか。。

いいビジネスになりそうですねー。お菓子も実際おいしい。会社にアンコールクッキーを買っていったのですが、かなり評判でした。

 

さて、ホテルに戻って自由時間。

私と母は、山の上にある珍しい遺跡へ。

絶好の夕日スポットだったのですが、夕日の直前に雲が覆ってしまい、夕日は見れませんでしたが、「夕日を待つ人々」的な面白い写真をとることができました。

 

 

Day4

朝からバスに乗ってベンメリアまで。片道2時間弱の少し離れた森の中にひっそりたたずんでいる遺跡。

崩れた石が山積みになった先には、森に浸食された遺跡があった。崩壊の危険のため近づけない場所も多く、大部分をウッドデッキを上を歩きながら見学することになる。だが、この人工のウッドデッキすら冒険気分を高めてくれる。結婚写真を撮影しているカップルもいた(通路が狭いのに、カメラマンがその通路にいちゃあ邪魔だよ。。。)

一部、  石の山にも登ることができる。

 

シェムリアップの町に帰ってきてから、昼食は飲茶。

やはり中華料理はどこへ行っても外さないねえ、などといいながらおいしくいただく。

ホテルに帰ってから、帰りの飛行機まで自由だったのだが、私たちは2回目のアンコール・トムへ。

午後だったからか、人も昨日より少なくゆっくりと見学できた。



最後に、現地ガイドの腕を少しでも疑ってしまった私に反省したい。

三日間お世話になったプッティさんは、カンボジアのガイドとしてはもちろん、日本語や日本文化、歴史にも堪能だった。だが彼は、日本にはいったことがないのだという。

知識豊富で真面目な彼も、東京で出稼ぎをすれば月収16万程度だとか。それでは生活もできないと諦めたのだそう。

日本に詳しく、日本が大好きな彼が、いつか日本に来れますように。そして、どうかがっかりさせるような日本ではありませんように。