chofchof's blog

神戸在住の社会人四年目。趣味と実益を探し求める日々。

モテなかった、言えなかった、淋しかった、僕たちへ。 「あなたってよくみるとドブネズミみたいなカオしてるわね」


こんばんは。ちょふちょふです。
日曜の夜ですが、予定がない私、最近やったゲームについて書いてみます。

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前回とりあげた 「彼女は最後にそういった」
が良作だったので、同じ製作元のSYUPRO-DX ということで期待も高まります。

以下、あらすじやシステムの詳細は省きますが、感想を語る上でネタバレを含みます。


最後に彼女は〜 は比較的難易度やさしめだったため、「片手でサクッと一時間だろ、どうせヨユーだし、寝る前にさっさとやるか」と思っていた私。二時間後に嬉しい悲鳴をあげたのでした。

戦闘はひたすらボタン連打では勝てません。立ち止まって少し考えてはトライアルアンドエラーです。
どうしても必勝法が分からなかった相手や、運ゲーとしか思えない場面もありました。
意外とパーティメンバーの構成が大事だったようです。仲間を大事にせず、俺に任せろ状態だった私は、なんどもケータイを放り投げそうになりました。
(ゲーム開始時に、難易度を選べるのですが、さくっと進めてストーリーを追いたい人は、カンタンモードを選んだ方が無難かもしれません。。。)

昔馴染みのかなり粗めのドット絵ですが、初期ドラクエみたいないい味出してます。最初はちょっとだけ文字が読みづらい気がしますが、すぐ慣れました。

さて、主人公は復活した?魔王を倒すように王様に言い渡されるのですが、その前にどうやらコミュ障を治さねばならない、と。だって今まで、はい/いいえ で会話してきたんだもの!
・・・・いきなりRPGのイタイトコロを突いてきました。
大きな目標を成し遂げるまでに、どうしても仲間が必要、仲間を得る為には、そう、この世界に必要なのはコミュ力です。

どんどんと増築される酒場で、たくさんの仲間と戦闘、否、会話することで、主人公の会話がスムーズになっていくのを感じます。
そして、「あーー、いるよね周りにこういう奴!」という相手への対処方法は大変参考になると感じるのは私だけではないはずです。
すっごく勉強になります、役に立ちます、このゲーム!!

随所にパロディやネタが盛り込まれていて、単純なゲームながらドンドン進めます、楽しめます。


そして、ラスボス一歩前の戦闘。。。つまり、今まで主人公へ惜しみなくアドバイスを与え、時に笑わせ、ずーっと傍らで見守ってくれていた、ゴブリンの「ヨコリン」との戦闘が、ググッと来ます。
この統一感のない、同時に単調になりがちなゲーム世界において、一貫してそのニヒルな魅力を振りまいてきたヨコリン!悪いゴブリンじゃないヨコリン!主人公が傷つくのを憂い、それでも行くなら俺を説得しろ、となんとも男前なヨコリン!
まさにドブネズミ界のC-3POにしてR2-D2

戦闘開始は変哲のない強キャラ用のイントロかと思いきや、ヨコリンに効果的なセリフに気づき、相手のセリフに耳を傾ける余裕が出てきた2ー3ターン目ごろ、BGMの曲調がすっと変わります。一度聞いたら耳に残るメロディは、この闘いが今までのものとは違うことを教えてくれます。
こ、こ、これは、、、!胸熱ーーー!!
これはグッときます。正直私はラスボスよりここの方が泣きそうになりました。

「お世話になりました」

それはようやく気づいた感謝の気持ちと、決別への覚悟の叫びでした。


最上階、ラスボスからエンディングまでの演出もニクいです。




まとめ

このゲームから私が学んだこと

①相手を見極めよう。
その人物がどんな人か、なにを求めているのか、何を言っているのか、よく知ろう。

②リアルの世界で攻撃してはダメ。言葉の意味をよく考える。

③だけど、調子を合わせるだけでいい時もある。

④何を言えばいいか分からない相手には、手っ取り早く好きそうなプレゼントを渡せばよい。

⑤本当の気持ちは、言わないと分からない。
好きとか嫌いとか、簡単な言葉ほど言わないと分からない。


次回は、「四天王」とやらに挑戦してみましょうか。
毎度素敵なゲームをありがとう、しゅーぷろ、なんとか、様!