夜中に甘いものを食べる
普段あまり食べない者を食べるという行為は、かなりストレス解消になると思う。
私の場合は、甘いもの。
どちらかというと「辛党」な私の家にはスナックやスイーツがほとんどない。(ついでに言うと、野菜とか肉魚といった生鮮食品もあまりないのだけど)家にたまたまある菓子類は、ほとんどが誰かに頂いたもので、そのだいたいは賞味期限が切れている。
そんな私も、時々、たまーに無性に甘いものが食べたくなる時がある。
今夜はそんな日だった。
おいしいものを、仕事のことを忘れてゆっくりと食べる。できれば、自分のことを考えながら作られた食事がいい。たとえば、母が私を喜ばせようとバタバタと作った料理とか、自分で一番食べたいものを作った場合とか、きちんとした料理人が客のために出す食事とか。
そんな風にして、丁寧にちゃんと作られた食事を、一日に一度は取らなければいけないと思う。
一人暮らしの社会人二年目の私にとっては、毎日それをかなえるのは難しい。
だからせめて、食べているときに幸せって感じられるものをたまには欲しいのだ。
普段食べない甘いものは、もっとも手っ取り早く私に幸せを提供してくれる。
たとえ3分の2くらいまで食べたところで、飽きてしまうとしても。
食べ終わった後で、お腹周りや胃の下の方に若干の後悔が残ったとしても。
たまに食べるモンブランも悪くない。
本当は、鉄板焼で焼いた厚切りのステーキが食べたいのだけど。