倉敷散歩

寒暖の差がだいぶ激しくなってきました。
朝は布団から出るのがつらいのに、昼間は上着が邪魔ですね。
私は暑がりなので、できるだけ薄着で過ごしたいのですが、夕方や夜の帰りはいつも寒い思いをしますね・・・

そんな秋がすすむ先日、お休みに何もすることがないのは寂しいと、日帰りで倉敷に行ってきました。

私が住んでいる神戸から、快速と新快速を乗り継ぎ、岡山を経由して倉敷へ。
3時間程度で到着です。

駅から倉敷美観地区までは歩いて15分ほど。

古き良き日本の街並みが見えてきます。

柳並木が風流な倉敷川に夢中でシャッターを切ったあと、早速川舟のチケットを購入します。
事前予約はできません。当日分のみのチケット購入が可能です。1人なのですぐに取れますが、平日でも午前中の予約は埋まっていくので、何人かで来るときには注意したほうがよさそうです。

舟の時間までに早めの昼ご飯を食べることにします。
倉敷はぶっかけうどんの発祥地でもあるということと、あまり時間がないので、川沿いのお店でうどんをいただくことに。
入ったのは、「おおにし」。
ぱっと雰囲気で入ったのですが、ここがほんと正解でした！
シンプルにぶっかけうどん単品で頼んだのですが、手打ちかんおある程よいコシのうどんがおいしかったです。
店主さんも大変気さくに声をかけて下さり、近くのお店の紹介もしてくれました＾＾
奥のカウンターでは地元の常連さんらしきおじいさんと学生風のカップルがお昼からお酒とままかりずしです。いいですねえ。
眠たかった私もテンション急上昇です。

さて、川舟です

一度に舟に乗れるのは6名ほど。私は韓国人の家族（娘夫婦は日本語もできましたが）と一緒にのります。
船頭さんがゆっくりと舟をこぎながら、倉敷の歴史や小話をしてくれます。

・川沿いに立つ和・洋・中の建築様式を併せ持つ建物は世界でここだけらしいこと
・柳並木は当初は桜並木だったが、夏の毛虫の多さと楽しめる期間が短いことから、1本を残して柳に替えられたこと
・荷物を運ぶ舟が多かったころは川幅がもっと広かったが、車の普及により、両端の川幅を狭くして道路を広く取るようになって今の姿になったこと。

そのほかにも、へええとうなずけるお話しをたくさん聞かせていただきました。

所要時間は20分ほど。2015年秋現在は500円です。
お手頃ですし、記念に乗ってみることをお勧めします！
...ただし、川沿いを歩いている観光客のみなさんからめちゃくちゃ写真を撮られたり手を振られますが。笑
そんな時はにっこり笑って手を振り返しましょう。旅の恥はかき捨てです。

大原美術館へ

倉敷にきた一つの理由が、この大原美術館です。
エル・グレコの「受胎告知」やモネの「睡蓮」など名作もありますし、建物自体が立派で庭園も落ち着いた広いつくりで、時間をかけてゆっくりするのにぴったりです。
館内の撮影はできませんでしたが、せっかく倉敷に来たなら、町歩きだけでなくぜひ訪れたいスポットです。

絵画のコレクションが豊富というのは聞いていたのですが、私は本館から10分ほど離れた「倉敷アイビースクエア」内の東洋館が気に入りました。
児島虎次郎という画家が趣味で集めたという古代エジプトの発掘品や古代シュメール時代のツボ（の破片）、イランから出土した美しいアラベスク模様の装飾、などなど見応えがありました。
ゆっくり絵画は見たけど、ついでにちょっと寄ってみるか、程度の気持ちだったのでいい意味で裏切られました！

町並みをのんびり散歩します

倉敷川から地元の商店街まで、美観地区の中心部はのんびり歩いても半日で回れる程度の広さが町歩きにちょうどいいです。
小さなお土産屋やデニム製品、クラフトテープを売る商店が軒を連ねています。
大通りだけでなく、家々の間の小さな路地まで、まるでタイムトリップしたかのような。
江戸時代からの街並みは私たちの目には新鮮ですが、その中に今もしっかりと地元の人たちの生活感があります。
とっても気さくな町人との会話も楽しめます。

倉敷の美観地区は電線を地中に埋める工事を行うなど、風雅な景観づくりに取り組んでいるそうです。

パフェが有名な町家カフェ　三宅商店

ガイドブックなどでもよく見るので、食べたいなあと思いながら、その圧倒的な大きさにしり込みしてしまい、一人ではちょっと無理かと断念してしまいました。。。
女の子同士とか、甘いものが好きなカップルで分け合って食べるのが素敵そうです＾＾

その日は家に早めに家に帰って夕食の予定だったのですが、倉敷の夜はライトアップされるそうです。
次回はぜひ夜景も楽しんで、ゆっくりお酒をいただいて帰りたいものです。
思い付きで行ってみた日帰り旅行ですが、とても楽しく、久しぶりに遠足のようなわくわくした気分を味わうことができました。
やっぱり息抜きも高揚感も味わえる旅っていいですね。
家でぐずぐずと休日を過ごすより、たまには外に出て探検してみるのが私には合っていると再確認できました。

次はどこへ行こうかしら