chofchof's blog

神戸在住の社会人四年目。趣味と実益を探し求める日々。

マルタとキプロスの覚え書き


マルタとキプロスに行った話

 

2015年のゴールデンウイークは、マルタとキプロスに行ってきました。もちろん親友兼恋人の彼氏さんとです。

 

取り急ぎ、行程を書き残しておこうかと思います。

 

Day 1

関西国際空港→ドバイ→マルタ島 セントジュリアン】

フライト中は、二人で同時に同じ映画を再生して一緒に見る、というのがひとつのイベントにもなりかけている。今回見たのは「バードマン」。ちょうど話題にしていたレイモンド・カーヴァーの引用があったりと、なかなか楽しめた。

夕方マルタのスリーマあたりにあるホテルに到着。周辺を散歩してから、セント・ジュリアンまでバスで15分ほどで移動。

高級ホテルや外資系レストランが並ぶ、かなりにぎやかな街だが、彼曰く、オフシーズンはこのあたりは閉まっている店がほとんどちょっと廃墟っぽかったとのこと。そんなことが信じられないくらい派手で華やかだった。

夕食はペッピーノというお店で。ハリウッドスターのサインも飾られている、ちょっとし有名店見たい。

イカのフリットと魚のソテーを注文。どちらもたっぷりでおいしい。予約なしでも早めに行ったので、窓の見える素敵な席で雰囲気もよく楽しめた。

 

Day 2

【地下宮殿と首都バレッタ

ホテルを出発。半袖だと少し肌寒いがからっとしていて過ごしやすい天気。

ホテルの目の前にあるバス停から1時間弱でヴァレッタの南にある地下神殿に。まずはタルシーン神殿を見学。

街中を歩いていると、数千年前の巨石遺跡が現れる。門や柱以外ほとんど建築の形は残っていないものの、独特の渦巻き模様や点々の装飾はかわいい。

タルシーン神殿からは徒歩でハイポジウム遺跡(ハルサフリエニ)にも行ける。ここはMalta Heritage という専用の観光案内サイトからの時間指定の予約が必須の地下神殿。当日券も少しあるらしいとは聞くが人気スポットなので要注意!ちなみに426日時点で69日までは満席だった。

ハイポジウムは日本語のオーディオガイドもあり、スタッフもついて丁寧に案内してくれた。地下にも地上と同じような神殿の形を作ろうとした、とのこと。確かに柱も地上の(タルシーンと比較すると面白い)神殿と同じような外見になるように掘られている。

 

二つの遺跡観光の後は、バスで首都ヴァレッタに移動。

首都とはいっても1日あれば十分見て回ることができる大きさで、町一つが丸ごと観光地のようだった。マルタ騎士団(≒ヨハネ騎士団)の栄華を示すのか、バロック様式の建築が特徴で「ヨーロッパ」の街並みが美しい。

特に、「聖ヨハネ大聖堂(とカラバッジョ美術館)」は圧巻!地味な外見から一変、一歩足を踏み入れると豪華絢爛そのものの装飾。地面には騎士の墓標が敷き詰められており、デザインも一つ一つ異なりカラフル。天井から地面まで目まぐるしく見ごたえがある。

騎士団総長の宮殿 にはドイツから要人が来るとかで入場できずに残念。

 

Day 3

カタコンベ巡りと古都イムディーナ】

本日も同じようにヴァレッタ経由でバスに乗り、ラバトへ。のんびりした街並みの中、3つの地下洞窟・カタコンベがある。「聖パウロの地下洞窟」「聖パウロのカタコンベ」「聖アガサのカタコンベ」。第二次世界大戦時の防空壕としても使われたものや、色彩の残る壁画があるものなど様々。壁や部屋中にあけられた縦長の穴はもちろん遺体を埋葬するためのもの。(前日のハイポジウムも、埋葬のための神殿だったとの説明があり、ご遺体が積み上げられていたとか…)ちょっと暗くて不気味なところもあるので、一人ぼっちだとちょっとさみしいかも。

その後、古都イムディーナへ。分かりやすく城塞都市の形をしており、RPGに出てくる町みたいだ。町の入口には馬車が待機しており、上品な街並みの石畳を馬車が進む音が響いていた。

お土産物屋も含め、多くの施設は17時頃に閉まる。夜の街並みを散歩して、洞窟を掘ったようなつくりのレストランで食事。海鮮がたっぷり入ったブイヤベースみたいなスープは

本当に豪華。

 

Day4

【マルサシロクとビーチ】

この日はちょっとのんびり楽しんだ日。

日曜日には市場をやっているというマルサシロクへ。この日は日曜ではなかったものの、海沿いにお土産物屋とレストランが並んでいた。

青や緑、黄色をした、先端に小さな目がついている特徴的な船と、透明な海、抜けるような青空にも恵まれ、気持ちのよいところだった。ボートの間で、おじさんが網を直していたり、補修をしたりしていた。もとは漁村なのかな。

午後からは、プリティビーチというところへ向かった。とてもきれいなところだったが、まだ少し寒いため、海に入っている人は少なかった。

だが折角来たビーチ!歩き疲れていたので、少し水の中にも入り、ビールとピスタチオを食べながらゆっくりできた。

 

Day 5

【マルタ→キプロス

午後の便でマルタからキプロスのラルナカへ移動。

ラルナカ空港からは市バスでホテル周辺まで向かうことができた。タクシーだと高いので、市バスはお得!運転手も丁寧でホテルの場所を気にかけてくれた。

カトリックのマルタとは、少し歩いただけで違う雰囲気の町なのがよくわかった。

 

Day6

【パフォスを目指して】

私たちが泊まったホテルは郊外にあり、バス停までは歩いて30ほど。

途中でよった教会の内部はイコンと豪華な装飾があった。

メーデーのパレードのため、交通規制やダイヤ変更があり、昼ごろ中間地点のリムソール

へ到着。イスラム風の曲がりくねった路地が新鮮。マルタと物価は同じくらいだが、野菜と肉たっぷりのピタサンドはワンコイン程度でお腹いっぱいになった。

さらにバスでパフォスへ。1時間程度で到着。帰りのバスの時間もあるため、観光は速足で。荒野にぽつぽつとある施設にはモザイク画が残されていた。遠目には絵に見えるほど精巧で、補修されたのかもしれないがかなり状態もよく残されていた。動物やギリシア神話がモチーフ。

また、荒野に放置されたような王の墓も見学できた。

本来ならたっぷり時間を取ってのんびり見学したかったが、町全体が文化遺産になっているパフォス、さすがに見ごたえがあった。

帰りは、同じようにリムソールからバスがなくなったロシア人と相乗りして帰る。

 

Day7

【国境の町ニコシア

昨日の反省を生かして今日はバスのスケジュールを確認の上、出発。

ニコシア北キプロスとの国境の町になっていて、にぎやかな街だが中心部以外はところどころに古い建築もある。

国境にはクロス・ポイントがあり、ここで簡単に出入国できた。観光客が行列しているし、パスポートがあればすぐに通してくれる。物々しさなんて、まったくない。窓口(国境)を超えると、町のメニュー看板はトルコ語に。値段もリラ。お土産物屋もここぞとばかりに北キプロスもしくはトルコ感をアピールした商品に変更(笑)明らかに作られた感はあるものの、これはこれで面白かった。